Googleのブラウザ Chromeの最新版 Chrome 69が公開されました。
Chromeは9月1日で10周年だそうです。
Chrome 69ではHTTPSサイトが当たり前の扱い
Chrome 69の公開で、ウェブ屋として気になる点はHTTPSサイトの扱いの変化です。
これまではHTTPSサイトにはカギマークとともに「保護された通信」の表示が出ていましたが、Chrome 69ではカギマークのみになりました。
HTTPSサイトでの表示を簡素化したのは、HTTPSサイトが当たり前である と言いたいGoogleの思いでしょう。
更に次期バージョンではカギマークすらなくす方向で検討しているようです。
反対に、非HTTPS(HTTP)サイトに対しては、「保護されていない通信」がこれまでより目立つように表示されるようになりました。
非HTTPSサイトについては、次期バージョンで入力フォームを利用すると更に赤いバッジを表示し、危険性を訴える仕様になります。
この仕様は、Chromeの開発版であるChrome Canaryで実装済みで、動作を確認することができます。
非HTTPSサイトは速やかにHTTPS化を!
公衆無線LANの普及もあり、ウェブサイト利用時の安全性が重要視されています。
すでに多くのウェブサイトがHTTPS化していますが、こうしたブラウザ側の仕様変更でHTTPS化は更に進むと思われます。
何よりも自店・自社のサイトで「保護されていない通信」と表示されるのは、「このお店(会社)のウェブサイトは危険なの?」と思われ、大きなイメージダウンになってしまいます。
フジデンキでは2016年からウェブサイトのHTTPS化(常時SSL化)についておすすめしてきましたが、いよいよHTTPSサイトが標準となる時代になりました。
HTTPS化されていないウェブサイトのオーナーさん、担当者さんは速やかにHTTPS化されることをおすすめします。
Chrome 69には新機能が多数追加された
Chrome 69ではパスワードの自動生成機能など、多数の機能が追加されています。
ここでは触れませんが、下記の記事などを参考に確認してみてください。
自分で更新できるウェブサイトで成果を上げる
スマホ対応やHTTPS化など、先を見据えたウェブサイトづくりを心がけ、成果を上げるための仕組み作りのご提案もさせていただきます。
現在運用中のウェブサイトのリニューアルも承ります。