ウェブサイトやブログのURLを設定する際、サブドメインとサブディレクトリ、2つの方法で設定できますが、その違いはなんでしょう?
サブドメインとサブディレクトリ
サブドメインはドメインの前に新たな文字列を追加して活用するタイプのドメイン、サブディレクトリはドメインの後にスラッシュ(/)を置いて文字を追加するタイプのドメインです。
同じ文字列を追加する場合でも、サブドメインとサブディレクトリでは、それぞれ特性が違うので、用途に応じて使い分けるようにします。
サブドメイン、サブディレクトリの使い分け
独自ドメインをレンタルサーバー等で運用していれば、サブドメイン、サブディレクトリ、どちらも自由に設定して利用できます。
サブドメイン
サブドメインは独立したドメインの意味合いが強く、メインのドメインの影響が受けにくいという特徴があります。
お店や会社で新たなサービスを展開する際に立ち上げるウェブサイトなどでは、サブドメインを利用することが多いです。
メインサイトとは別に独立したサイトとして運用するスタイルに向いています。
新たにドメインを取得する必要もなく、URL表記もシンプルなので伝えやすいというメリットがありますが、その反面メインのドメインの影響を受けにくいため、メインサイトのSEO対策をしてもあまり影響がない、ということもあります。
サブドメインの利用例
Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/
Yahoo!オークション https://auctions.yahoo.co.jp/
メインのYahoo! https://yahoo.co.jp/ から独立したサービスとして運用されています。
サブディレクトリ
メインのドメインの配下にあるサービスということになります。
既存サイト内のコンテンツをさらに掘り下げたウェブサイトを立ち上げるような場合にはサブディレクトリを利用することが多いです。
メインサイトのドメインの影響を受けやすいので、メインドメインの評価が高ければ、立ち上げ時からある程度のSEO効果が期待できます。
ただし、サブディレクトリで立ち上げたサイトで低品質のページをたくさん作ってしまうと、メインサイトの評価を下げることになるので注意が必要です。
お店や会社のブログを作って定期的にしっかりとした記事を投稿し続ければ、そのドメインの評価を上げることができるので、メインサイトのSEO対策にもなります。
サブディレクトリの利用例
フジデンキオフィシャルブログ https://fujidenki.org/blog/
お店や会社のブログ塾 https://3061.jp/blogjyuku/
フジデンキで運用するサイトのそれぞれのドメインで利用するサブディレクトリのサイトです。
Googleはサブドメインも同一サイト扱いにすると発表
SEOの点で違いがあると書きましたが、Googleは6月7日に仕様変更し、原則としてサブドメインは同一サイトとみなされるとしています。
今後具体的にどんな変化が出てくるかはわかりませんが、GoogleへのSEO対策としては、サブドメインもサブディレクトリも大きな差はないということになりそうですね。
今回の仕様変更はGoogleのことで、Google以外の検索サイト(マイクロソフトのBingなど)は変更はありません。
まとめ
新たにウェブサイトやブログを立ち上げたいという時は、下記のことをもとに設定するのがいいでしょう。
- 既存サイトとは別のサービスやテーマのサイトを立ち上げる場合は サブドメイン
- 既存サイトと関連性の高いテーマのサイトを立ち上げる場合は サブディレクトリ
サブドメインもサブディレクトリも新たに費用がかかるわけではありませんし、上手に運用すればメインドメインの評価価値を上げることもできます。
WordPressでサイトやブログを作成したい場合でも、サブドメイン、サブディレクトリどちらの方法も利用できます。
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