このブログでもこれまで何度も記事にしていますが、ウェブサイトの管理を厳重にしないと、大きな被害を受けることがある・・・という事例が実際に発生しています。
大規模な情報漏洩が発生した事例
住宅大手の積水ハウスでは2024年5月に顧客向け会員サイトがサイバー攻撃を受け、顧客10万8331人、従業員18万3590人の情報が漏洩しています。
この件では、現在運用していないサイトのセキュリティの不備を突かれて悪用されています。
運用を終えていても存在していればアクセスできるわけで、そこに脆弱性があれば悪用されることもあります。
むしろ運用していないからと、メンテナンスもせず放置されていれば、攻撃者にとってこれほど狙いやすいサイトはないわけで、まさに空き巣は入り放題という状況になってしまいます。
また、2024年10月には全漁連の通販サイトが脆弱性を突かれてカード情報12,000件が流出、サイト閉鎖に追い込まれています。
脆弱性を利用される例が多い
上記の被害もサイトのセキュリティの脆弱性を突かれて悪用されています。
特に積水ハウスの例では運用していないサイトだったとのことで、放置状態だったのではないかと思います。
きちんとメンテナンスをしてサーバーのシステムやWordPressなどのCMSを最新の状態にしておかないと悪用される可能性がある、ということを常に意識して運用することが大切です。
特にWordPressサイトは普及率が高い故に、管理が甘いサイトも多く攻撃の対象になることが多いです。
WordPressが脆弱なわけではなく、メンテナンスをせず古い状態のままのサイトが多いために発生例が多くなります。
きちんとメンテナンスをしていれば防ぐことができることなので、日頃のメンテナンスが重要になるということです。
下記にこれまで書いたウェブサイト管理についての記事を掲載しますので、ぜひ参照ください。