ウェブサイトやブログのメンテナンスというと記事の作成や更新作業をイメージしますが、実際はそれだけではなく、様々なメンテナンス作業が必要になります。
ウェブサイトやブログで発生するメンテナンス
ウェブサイトやブログで発生するメンテナンス作業を、カテゴリー別に見ていきましょう。
コンテンツ系
多くの方がイメージしているメンテナンスは、コンテンツの更新。ページの加筆修正や、ブログやお知らせなどの記事の作成、いわゆる更新作業というものです。
新しい情報を掲載したり、公開した記事の間違いや変更になった情報を修正するといった作業です。
WordPressサイトでは、ウェブサイトのページ(固定ページ)を作成したり、内容を更新することができるので、ウェブサイト全体のコンテンツ更新ができます。
システム系
ウェブサイトを動かすシステムのメンテナンスも欠かせません。
WordPressサイトでは、WordPress本体・テーマ・プラグインのアップデート※が発生します。
WordPressを動かしているレンタルサーバー側でもWordPressが使用するプログラムであるPHPを適正なバージョンにしておくことも忘れてはなりません。
また、ウェブサイトのお知らせやブログをSNSと連携している場合は、その連携機能が正常に動作しているかを確認しておくことも必要です。
※WordPressやテーマ、プラグインは、古いバージョンを使っていると、セキュリティ面での危険性もあり、脆弱性を利用されてウェブサイトの乗っ取りや改ざん被害を受けることもありますので、常に最新バージョンを使うことを心がけましょう。
運用系
ウェブサイトで成果を上げるための運用に必要な作業もあります。
サイトやブログのアクセス解析(アクセス数や利用者の動向を確認する=お店での売上管理のようなものです)を確認し、そのデータを元に運用計画を立てて実行します。
アクセス状況に応じて迅速&柔軟に対応することも重要ですが、長期的な計画を立てておくことで運用がしやすくなります。
年間の計画を立てて、それを月単位に落とし込んで実施するという流れがおすすめです。
計画にはエディトリアルカレンダーというものを利用すると効率よく運用できます。
年間計画用にExcelで年間エディトリアルカレンダーを作ってみました。
月レベルに落とし込むにはAsanaやTrelloといったカンバン方式のツールが便利です。
フジデンキでは最近はNotionというアプリのボード機能(カンバン方式)を使ってエディトリアルカレンダー運用しています。
計画的な運用を!
ウェブサイトやブログを継続して運用していくためにメンテナンスは欠かせません。
発生する作業を把握し、大雑把でもいいので年間の運用計画をたてることをおすすめします。
WordPressなどのシステムメンテナンスは毎月1回のメンテナンス日を定めて、かならず定期的に実施するようにします。
アクセス解析はGoogel Analytics(グーグルアナリティクス)であれば、週や月単位でアクセス解析レポートをメールで受信できるようにし、定期的にデータをチェックできるシステムを作っておくといいです。
全体的な運用計画として年間エディトリアルカレンダーで1年の運用を俯瞰しながら計画し、月単位で管理、実施できるような仕組みを作り、計画的に運用していくのがおすすめです。