WordPress 4.9.6がプライバーシー・メンテナンスリリースという名称で公開されました。
このプライバシーにはGDPR(EU一般データ保護規則)への対応があります。
そこでGDPRとGDPRに対応したWordPressについて確認しておきたいと思います。
GDPRとは?
GDPRはEU一般データ保護規則といい、2018年5月25日に施行されました。
ごく簡単に言うと、EU(欧州連合)内の個人データを保護する法律で、違反した場合は制裁金が課せられる というものです。
対象になるのはEUに拠点を置くデータを扱う者やEU居住者に商品やサービスを提供する者になります。
日本の事業者等の場合は、EUに拠点をおいたり、商品やサービスを提供している、EUから個人データ処理を委託されているといった場合は対象になります。
GDPRについて参考になる記事
GDPR(EU一般データ保護規則)で抑えておくべきポイント|マルケト
EU一般データ保護規則(GDPR)の概要(前編) | NTTデータ先端技術株式会社
EU一般データ保護規則(GDPR)の概要(後編) | NTTデータ先端技術株式会社
GDPRに対応したWordPress 4.9.6
WordPress 4.9.6ではGDPRに対応するための機能が追加されました。
プライバシーポリシーページ設定機能
ダッシュボードのメニュー[設定]に[プライバシー]が追加されました。
ここではプライバシーポリシーページの作成や設定をすることができます。
すでにプライバシーに関するページがある場合はそれを設定することもできます。
この場合、ここで設定するだけでメニュー構成はそのままでOKです。
データのエクスポートや削除機能
GDPRでは個人のデータをエクスポートしたり、削除する機能の設置が義務づけられているため、WordPressにもその機能が追加されました。
ダッシュボードの[ツール]の中に 個人データのエクスポート と 個人データの消去 があります。
ウェブサイト担当者は何をすればいいのか?
日本向けに展開している場合、直接影響はありませんが、最低限の対策はしておくべきです。
GDPRに対応したWordPressにする
WordPressサイトであれば、4.9.6にしておけばOKです。
プライバシーポリシーページを作成・整備する
プライバシーポリシー(個人情報の取扱)についてのページがない場合は、作成し公開します。
その内容はできるだけGDPRに沿った内容にしておくのがいいですね。
対応内容は下記の記事が参考になります。
今日からGDPR施行だけど実は何もしてなかったぜというWEB担当者のために書いた | フジイユウジ::ドットネット
まとめ
直接影響を受ける事態ではありませんが、やるべきことをやっておくことは大切です。
フジデンキで制作させていただいたウェブサイトには必ず「個人情報の取扱について」というページを設定していますが、今後その内容もGDPRに対応したものにしていきます。
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“GDPRとGDPRに対応したWordPressの扱いについて” に対して3件のコメントがあります。