Google ChromeでFlashコンテンツのあるウェブサイトを表示するとFlashコンテンツが表示されない、ということが起きるようになってきました。
Flashコンテンツが表示されない
地元三春町役場のウェブサイトを表示したら、Flashコンテンツのある部分で「表示できません」というメッセージが。
ブラウザはGoogle Chrome 56です。
念のため、同じ作りのお隣、田村市のウェブサイトを表示してみると、同じように表示されません。
Google Chromeは、以前からHTML5デフォルト化を提唱し、HTML5でFlashの機能を実現できるWebサイトについてはHTML5を優先し、Flash Playerを使う必要がある場合は初訪問時にそのサイトでFlashの実行を許可するかどうかを選択する画面を表示するという仕様を実装しようとしています。
ChromeのFlashからHTML5への完全移行は2017年10月になる予定 | 3061.jp @FUJIDENKI
Chrome 56の設定では、下記のように Flashの実行をサイトに許可する前に確認する という設定が標準となっており、訪れたウェブサイトにFlashコンテンツがあると、下記のような表示になります。
上にある三春町や田村市のウェブサイトでは、Flashコンテンツが非表示になった場合の代替え表示を用意しているのでオリジナルの表示になりますが、代替え表示を用意していないとこのような表示になります。
許可をすればFlashコンテンツを表示することができますが、初めて訪れた際はFlashコンテンツが表示されないので、ユーザーに対してはいいイメージは持たれません。
表示されたメッセージ等も読まずに、エラーやトラブルだと思って移動してしまうユーザーも少なくないでしょう。
Flashは古い規格です
Flashはすでに古い規格となってしまい、開発元のAdobeも2015年11月にFlashからAnimateとソフトの名称を変更してるような状態です。
使われなくなった規格には理由がある:Flash(フラッシュ) | 3061.jp @FUJIDENKI
Flashコンテンツを使うサイトは珍しくなってはいますが、今回紹介したように未だにFlashコンテンツがあるサイトでは、表示されないという時代になってきました。
今回の例はChromeでの表示ですが、他のブラウザも同様な仕様になってくることは間違いないでしょう。