Adobeが7月25日、Flashの開発および提供を2020年末に終了すると発表しました。
主なウェブサイトではすでにFlashコンテンツは使われなくなっていますが、いよいよ完全終了の時が来ます。
Flashは2020年末で完全終了
AdobeはすでにFlashの開発は終了し、現在はFlashプレーヤーの配布とサポート、セキュリティの脆弱性修正等のアップデートを提供している状態ですが、これが2020年末に完全に終了することになりました。
Flash終了に際しては様々なパートナー企業と協力し啓蒙していくとのことです。
主なサイトでは使われなくなっているものの、未だ生き残りも
主なウェブサイトではFlashコンテンツはそれに変わる規格のHTML5などに置き換えられ、すでに使われなくなっていますが、未だに残るウェブサイトもあります。
現在はブラウザ側で初期状態ではブロックする仕様になっているため、下記のような表示になりますが、設定すれば見ることができます。
しかし、2020年末に完全終了となると、設定を変更して見ることもできなくなるので、Flashコンテンツは一切表示されないものになってしまいます。
Appleの故スティーブ・ジョブズ氏は2010年、「Flashはクローズドでセキュリティ上の問題も多い」と批判し、まずiPhoneでの採用をやめている。
MozillaのFirefox、GoogleのChromeブラウザ、MicrosoftのEdgeはそれぞれ、2015年あるいは2016年からFlashのブロックを開始している。
<Adobe、「Flash」を2020年末に終了へ より抜粋>
主なブラウザもすでにブロックする仕様になっているため、現時点でも上記のようにFlashコンテンツが表示されない状態になります。
せっかく訪れてくれたユーザーに、表示されないコンテンツがあるウェブサイトを見せるのは、百害あって一利なしですので、もしご自分のウェブサイトでFlashコンテンツを使用しているような場合は、速やかに別のコンテンツに置き換えることをおすすめします。
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