Yahoo!カテゴリーが2018年3月29日で終了するという発表がありました。
1996年、インターネット黎明期からのサービスが終了するということで、時の流れとひとつの時代の終わりを感じます。
> 「Yahoo!カテゴリ」「Yahoo!ビジネスエクスプレス」サービス終了のお知らせ
もはや知らない人の方が多い? Yahoo!カテゴリー
インターネット黎明期からしばらくの間、検索といえばYahoo!、Yahoo!といえばYahoo!カテゴリー(通称 ヤフカテ)という時代がありました。
当時はウェブサイトの数も少なく、サイトを探す際はYahoo!のカテゴリー一覧から関連するカテゴリーで追いかけていくという方法が一般的。
2002年頃まではYahoo! JAPANのトップページもカテゴリーを全面に出していました。
カテゴリーに掲載してもらうには登録する必要があり、当初は無料でサクッと登録してもらえましたが、インターネットの普及とともに徐々にハードルだ高くなり、商用サイトにはビジネスエクスプレスという、有料(50,000円〜)で登録する(審査あり)という、今ではブラックハットSEOじゃね? というサービスも用意されるようになりました。
当時は最強のSEO対策だったYahoo!カテゴリー
ウェブサイトがYahoo!カテゴリーに登録されるというのは、ステータスでもあり、サイトの評価も上がるので、当時は最強のSEO対策でした。
・・・だから50,000円払っても登録するサイトがたくさんあったわけです。
しかし、時は流れ、Googleの台頭もあり「キーワード検索」が主流になるとYahoo! JAPANもカテゴリー検索よりキーワード検索を重視するようになり、自然とYahoo!カテゴリーの存在も忘れられていきました。
Yahoo! カテゴリーの今
現在のYahoo! JAPANトップページでは、Yahoo!カテゴリーは下記の位置にひっそりと存在しています。
ウェブサイト、ブログ、SNSのまとめサービス - Yahoo!カテゴリ
カテゴリーの内容は下記のようになっています。
現在も登録申請ページが存在します。
検索=キーワード検索の時代
Googleはサービス開始時からキーワード検索でしたが、徐々にそれが当たり前になり、今では「検索=キーワード検索」となっています。
Yahoo!がサービスをYahoo!カテゴリーのサービスを終了すると判断したのは、サービスを継続するほどの利用がないということなのでしょう。
これも時の流れ、カテゴリー(ディレクトリ)検索というひとつの時代の終わりですね。
カテゴリー検索はサイト単位の検索でしたが、キーワード検索はページ単位の検索になり、ウェブサイトのトップページ以外の1ページ1ページが検索の対象になります。
キーワード検索では思わぬページがヒットしてサイトへの流入につながることもあるので、1ページ1ページ丁寧につくっておきたいです。
Yahoo! JAPAN=Google
現在、Yahoo! JAPANは検索エンジンにGoogleを採用しているため、検索結果はほぼYahoo! JAPAN=Googleとなっています。
国内の検索サイトのシェアはYahoo!とGoogleで圧倒していますので、SEO対策は対Googleを意識していればOKです。
> 「Yahoo!カテゴリ」「Yahoo!ビジネスエクスプレス」サービス終了のお知らせ
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