WordPressも動作させる環境のシステム要件があり、推奨するシステム要件が変わってきています。
改めて現在のWordPressのシステム要件を確認しておきましょう。

2025年9月時点のWordPressのシステム要件

2025年9月時点でのWordPressのシステム要件は以下のようになっています。

推奨される PHP のバージョンは 8.3 以上MySQL のバージョンは 8.0 以上またはMariaDBのバージョンが 10.6 以上です。

引用:WordPressダウンロード(WordPress)
PHPバージョン 8.3以上
データベースMySQL 8.0以上 または MariaDB 10.6以上

データベースは長らくMySQL 7.4も推奨値としていましたが、最近8.3以上を推奨と変更になりました。
レンタルサーバーではすでにMySQL 8以降が推奨とされており、提供もされています。

レンタルサーバーのユーザーページで確認する

PHPもデータベースもレンタルサーバーが提供するもので、契約しているレンタルサーバーのユーザーページで確認・設定ができます。

PHP

PHPのバージョンはユーザー側で設定でき、レンタルサーバーの推奨値が表示されている場合もあります。

エックスサーバーではPHP8.3.21が最新バージョンで推奨値とされています。(2025年8月時点)

ロリポップでは8.3(モジュール版)が最新バージョンとなっています。(2025年8月時点)

データベース

データベースはレンタルサーバーが提供するものを使う仕様でユーザー側で選択する機能はありません。
データベースのバージョンアップはレンタルサーバーが行うものになります。

エックスサーバーではMariaDB 10.5が提供されています。(2025年8月時点)

ロリポップではMySQL 8.0が提供されています。(2025年8月時点)

推奨環境で運用すること

WordPressは推奨環境で運用することが重要です。
推奨環境外での運用は、動作や表示の不具合の他、セキュリティ面での危険性もあるので、絶対に避けるべきです。

WordPress側でも推奨環境外で動作させているとダッシュボードに警告を出すようになっています。

下記はPHPのバージョンが7.4環境で動作させているために出る警告表示です。

まとめ

WordPressを運用するレンタルサーバーは、推奨するシステム要件にして使うようにします。

■WordPressの推奨システム要件

PHPバージョン 8.3以上
データベースMySQL 8.0以上 または MariaDB 10.6以上

データベースはレンタルサーバーが提供しているものを使うので設定変更等はありません。
PHPはレンタルサーバーでいくつかのバージョンを提供しているので、ユーザー側でバージョンアップしていく必要があります。
レンタルサーバーが推奨するバージョンを使うようにすればいいでしょう。

WordPressのメンテナンスも定期的に行うようにしたいですが、たまにはレンタルサーバーのユーザーページにログインし、PHPのバージョンを確認して推奨値を維持するようにしましょう。

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