ウェブサイトを運用していくには様々な作業がありますが、それらを効率よくすすめるために便利なアプリがあります。
この1年、フジデンキで実際に使っていますが、とても便利で効率よく作業を進めることができています。
ウェブサイトの運用におすすめのアプリ Notion
おすすめのアプリは Notion(ノーション) といいます。
All-in-one workspace と銘打っていますが、様々な表現方法を持つメモアプリ、EvernoteやOneNoteに近いポジションのアプリというところでしょうか。
普通のノート的な使い方ができるページもありますが、テーブル(表)やボード(カンバン)、タイムライン(ガントチャート)、ギャラリーといった形式を使うことができ、さらにそれらはデータベース化されていて連携も可能。
この他にもウェブサイトのブックマークや各種サービスの埋め込み機能などもあります。
詳細な機能や使い方はNotionリセラーパートナーのNorthSandさんのサイトが参考になります。
Notionは英語のサービス・アプリだったのですが、2021年に日本語化されぐっと使いやすくなりました。
また、ほとんどの機能が無料で利用できるのもうれしい点です。チームで本格利用する場合は有料のプランがおすすめです。
Web担当者のNotionの使い方
エディトリアルカレンダー
ボード(カンバン形式)でエディトリアルカレンダーを作っています。
サイトやブログの更新作業を管理するもので、これまではAsanaやTrelloを使ってきましたが、現在はNotionを使っています。
SNS投稿用テンプレート
Notionはブロック単位で文章を扱いますが、単純なテキストのテンプレート保存用にはコードスニペットという機能を使います。
プログラムのコードをメモする機能ですが、プレーンテキストのメモにも対応しているので、投稿のメッセージ単位でテンプレートを作っておき、コピー&ペーストで投稿時に使います。
サイトの各種データ管理
WordPressサイトの設定やログイン情報などをまとめたページを作っています。
サイトの情報の他、メールや様々なサービスのアカウント・パスワード・URLなど、保存しておきたいことはたくさんありますが、これらをすべてNotionに保存するようにすれば、あれこれ探し回る必要がなくなります。
下記の例ではデータベース化できるテーブル機能を使っていますが、最近単純な表機能が追加されたのでそれを使ってもいいですね。
年間プラン
1ページに月単位のボードを12個作り(インラインでボードを追加する)、1年間のプランを設定しています。
実際はウェブサイト運用だけでなく予定したすべてのタスクを入力、タスクの区分はタグを使って明記しています。
年間プランの他に4,5年先までの長期プランのページとやりたいことや欲しいものを並べたページを同じ仕様で作り、タスク=カードをページ間で移動しながら管理するシステムを作ってます。
試行錯誤の末に生まれたシステムなのですが、個人的にピタッとハマってめっちゃ快適になりました。
上記のような違った仕様のページを混在させて扱えるのがNotionの大きな魅力です。
資料保管庫としての静的なメモと、タスク管理やエディトリアルカレンダーのような動的なメモをひとつのアプリで使えるのは予想以上に快適でした。
Notionを学ぶ
実際にNotionを使い倒しているクリエイターのみなさんのNotion解説動画はめっちゃ参考になりますし、手っ取り早く学べます。
書籍派の方はこちらがおすすめ。
Notionは、ウェブサイトの運用はもちろんですが、日々の生活や仕事でもめっちゃ役に立つアプリです。
無料で使えますので(Googleアカウントでサクッと登録可能)、気になった方はぜひ使ってみてください。