Google Analytics 4(GA4)を導入したものの、これまでのGoogle Analytics 3(GA3)とは大幅に仕様が変更になり、どこをチェックしたらいいかわからない・・・というウェブ担当者さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
そこでここでは、専門的な知識を持たないウェブ担当者さんやオーナーさん向けに、ここをチェックしておこうという箇所を紹介します。

Google Analytics 4で最低限チェックすべきポイント

Google Analytics 4(以下GA4)にログインしたら、左側のメニューの上から2つめのアイコン[レポート]をクリックします。
ここにGA4でチェックできる詳細な項目があります。

多数の項目がありますが、ここでは最低限チェックしておきたい4つの項目に絞って解説します。

1. ユーザー属性サマリー

[ユーザー属性]ー[ユーザー属性サマリー]

サイトを利用するユーザー属性の概要をチェックできます。

ユーザー(国)どの国からアクセスしているユーザーか
過去 30 分間のユーザー過去30分以内に利用したユーザーの数
ユーザー(市区町村)どの市町村からアクセスしているユーザーか
ユーザー(性別)ユーザーの性別
ユーザー(インタレスト カテゴリ)ユーザーが興味・関心のあるカテゴリ
ユーザー(年齢)ユーザーの年齢
ユーザー(言語)ユーザーの利用言語
性別や年齢はGoogleを利用した履歴からGoogleが独自に判断しているデータになります

上記の例ではデータがない項目もありますが、ユーザーの概要を知ることができるので目を通しておきましょう。

2. ユーザーの環境の概要

[テクノロジー]ー[ユーザーの環境の概要]

ここでチェックしたいのは以下の3項目です。

オペレーティングシステム利用OS iOSやAbdroidでスマホ比率もわかる
ブラウザ利用しているブラウザ
ユーザー(画面の解像度)利用しているデバイスの解像度

スマートフォンの比率が高い場合はサイトやコンテンツを作成する際に、よりスマートフォンで利用しやすいものにするといった施策をすることができます。

3. 集客サマリー

[集客]ー[集客サマリー]

ここで必ずチェックしたいのは以下の4項目。

ユーザーサイトを訪問したユーザーの数
新規ユーザー数(ユーザー最初の参照元/メディア)新規ユーザーがどこから来たか
・Organic Search=検索サイト
・Direct=直接訪問
・Referral=別サイトのリンク
・Organic Social=TwitterやFacebook、YouTubeなど
セッション(セッションの参照元)ユーザーの流入元
GOOGLEオーガニック検索クエリGoogleで利用した検索ワード

ここではどのような経路でウェブサイトに訪れたかを知ることができます。
各項目の▼マークをクリックすると別なデータを見ることができるので、必要に応じて利用してください。

4. ページとスクリーン

[エンゲージメント]ー[ページとスクリーン]

ここではどのページにアクセスが多いのかを知ることができます。
利用者が多いコンテンツや記事がわかれば、それに関連したものを強化するといった施策をすることができます。

簡単なところから始めましょう

Google Analyticsはとても高機能で実に様々な情報を得ることができます。
GA3ではページの表示が軸であったのに対し、GA4ではユーザーとアクションがベースとなり、単にページを表示しただけでなく、スクロールの度合いまでデータとして蓄積します。

アクションを統一したルールで計測するため、GA4ではデータ計測をすべて「イベント」として扱うようになりました。データはGA3とは互換性がないため、GA4を利用するにはGA4を設置設定することから始めなければなりません。

また、GA3は2023年6月でデータの収集機能は停止し、それまでに蓄積したデータの閲覧はできますが、2023年7月からは新たにデータを収集することはありません。
これからもGoogle Analyticsでアクセス解析を利用したいのであれば、早めにGA4を導入しデータの蓄積を始める必要があります。

GA4は難しいと言われていますが、最初は簡単な部分からデータの確認をするようにすればいいです。
とにかく設置してできるところから利用してみることをおすすめします。

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