WordPress 5.0へのアップデートに際し、プラグインやテーマの対応には気をつける方は多いですが、案外確認していないのがレンタルサーバーのPHPのバージョンです。

 

WordPressに欠かせないPHP

WordPressはプログラムであり、プログラムには動作させるためのシステム要件というのがあります。
WordPressはサーバーにインストールされるため、決められたサーバーの環境(ホスティング環境)が必要になります。

WordPress 5.0の要件

上記要件の中で注意したいのはPHPです。

MySQL(データベース)はレンタルサーバーで用意したバージョンを使うことになり、バージョンアップ等の作業もレンタルサーバーが行っているのでユーザー側は管理の手間はかかりませんが、PHPは複数のバージョンを用意してあり、動作させるプログラムにあわせて選ぶことができるようになっています。

例:エックスサーバーのコントロールパネル PHPの項目

 

古いPHPを使っていませんか?

自社で運用管理をされている場合、WordPressのダッシュボードで管理できるものは意識してアップデート等を行っているかもしれませんが、レンタルサーバーまではチェックしてないのはないでしょうか?

長期間運用しているサイトの場合、最初にWordPressをインストールしたレンタルサーバーの環境そのままで使っていることがあり、PHPのバージョンも古いままということもあり得ます。

WordPressのバージョンの進化とともに要件も変わってきていますので、改めてWordPressをインストールしてあるレンタルサーバーのPHPのバージョンが適正なものか確認してみましょう。

要件に適応したPHPを使っていないと不具合が起きることがある

PHPのバージョンはWordPressのシステムと密接な関係があります。
PHPが古いままWordPressをアップデートしたら不具合が起きることがありますし、逆に古いテーマを使っている状態でPHPをバージョンアップしてサイトの表示がおかしくなるということもあります。

WordPress・テーマ・プラグインを最新にし、PHPは要件にあった適正なバージョンにしておくことが大切です。

 

PHPにもサポート期限がある

PHPのバージョン5は2018年12月31日で終了します。

2019年1月1日以降は、PHPバージョン5以前のバージョンを使っている全サイトが、PHPの脆弱(ぜいじゃく)性に関連するセキュリティリスクにさらされることになります。

レンタルサーバーのコントロールパネルでPHPのバージョンを確認し、WordPressの要件にあったPHPのバージョンを使うようにしましょう。

 

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