ウェブサイトを取り巻く環境は日々進化・変化していきます。
今回は2022年の今、これからのウェブサイト運用について改めて考えてみたいと思います。
これからのウェブサイト運用のポイント 2022年版
2022年4月、今の時点でチェックすべきこと、やっておくべきことをあげてみます。
HTTPS化は済んでいるか?
2016年頃から進んだHTTPS化の流れは加速して、現時点ではウェブサイトはHTTPS化されているのが当たり前という状態です。
レンタルサーバーも無料でHTTPS化できるようなサービスを提供し、手軽に導入できるようになったことも大きな要因です。
その一方で手軽に導入できるようになったためなのか、中途半端なHTTPS化で終わっているサイトも見かけます。既存のサイトをHTTPS化した際に中途半端な作業をしてそのままになっているという状態のようです。
301リダイレクトを設定していないため、http:// と https:// が双方ともしっかり個別に表示してしまうサイトもありますね。
HTTPS化は完全なHTTPS化をすることです。
テーマは開発中のものか?
WordPressサイトで使用するテーマは開発が継続しているかも重要なポイントです。
テーマの開発が終了している場合、WordPressの進化に対応できず表示や動作に不具合が発生することがあります。
特に最近はWordPress 5.0で搭載されたブロックエディタ(Gutenberg)が標準化していますが、テーマによってはブロックエディタに対応しないものもあり、開発が終了している場合は対応の見込みもありません。
古いテーマ、開発が終了しているテーマはテーマを変更することも検討しなければなりません。
ブロックエディタ導入のタイミングは?
WordPressで主流になっているブロックエディタ(Gutenberg)ですが、既存サイトの場合は互換性を考えて従来のクラシックエディタを使い続けているサイトも多いです。
しかし、現在プラグインとして提供されているクラシックエディタはサポートについて下記のような表現をしています。
Classic Editor は公式な WordPress プラグインであり、少なくとも2022年まで、または必要なくなるまでの間、完全にサポート・保守されます。
出典:Classic Editor(公式プラグイン)
永遠にサポートが続く保証はないので、このまま使い続けるには不安があります。
どこかのタイミングでWordPress標準のブロックエディタに変更することが必要になるでしょう。
SNSとの連携は?
SNSはウェブサイト活用に欠かせないツールになっていますが、未だにそれぞれをバラバラに運用している例が多いようです。
ウェブサイトやブログとSNSを連携させることで、お互いの足りない部分を補えるので、連携した運用は大切です。
この1,2年で急増している動画の活用もウェブサイトとの連携は重要・・・あわせて検討してみましょう。
リニューアルのタイミングは?
規格や技術の進化が速いウェブサイトの世界では、理想的なウェブサイトリニューアルの目安が5年と言われます。
現実的には5年サイクルは短すぎると感じられる方が多いと思いますが、5年とまでは言わなくても7,8年経過したサイトは大きく手を加える必要が出てくるのが現実です。
ウェブサイトをつくる技術や規格、仕様の変化もありますが、デザイン面でのトレンドも変わってきますので、数年経過したサイトは見た目の古さも感じられるようになってしまいます。
また、お店や会社等で扱う商品やサービスにも変化が出てきて、お客様に伝えたいことが変わってくるという面も出てくるのではないかと思います。
リニューアルに際しては、サイトの仕様やデザインと掲載するコンテンツの変化、両面から見て計画を立てるようにしたいですね。
長中期のプランを立ててみましょう
普段の更新・運用に際してはエディトリアルカレンダーや年間エディトリアルカレンダーを使うことをおすすめしていますが、ウェブサイトとその周辺の運用に関しては中長期のプランを立ててみるのがいいでしょう。
1年、2年後はどうしたいのか、次回のリニューアルはいつ頃を想定するか、掲載内容は適切かなど、じっくりと俯瞰して見る機会を作ってみてはいかがでしょうか?