ウェブサイトやブログの運用では、多くのコンテンツがあった方が有利と言われることがありますが、そのコンテンツの品質が低い場合はサイトの評価を下げることになるので注意が必要です。
低品質の記事量産はサイトの評価を下げる
多くの記事を掲載することはSEOの面で有利に働く、と言われてきましたが、近年のGoogleは「大量生成されたコンテンツの不正使用」という観点での評価もしているので、内容のない、低品質な記事を多く掲載していると評価を下げることになります。
どんな記事が低品質とみなされるか?
Google検索セントラルでも例をあげています。
大量生成されたコンテンツの不正使用(Google検索セントラル)
- 生成 AI ツールまたはその他の同様のツールを使用して、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること
- フィード、検索結果、その他のコンテンツをスクレイピングして、ユーザーにとってほとんど価値がない大量のページを生成すること(類義語生成、翻訳、その他の難読化手法などを使用)
- 複数のウェブページからのコンテンツを、価値を加えることなくつなぎ合わせたり組み合わせたりすること
- コンテンツを大量生成したことを隠す目的で複数のサイトを作成すること
- 検索キーワードは含んでいるものの、閲覧者にとってほとんどまたはまったく意味がないコンテンツのページを大量に作成すること
上記は一部の例で、利用者にとって役に立たない、無意味な記事は評価を下げる要因になります。
よく見かける例として、画像だけ載せた記事があります。
- 施工事例で2,3枚の写真を載せただけ・・・説明がないので写真の内容がわからない
- 告知でチラシの画像データを載せただけ・・・検索サイトは画像の内容は認知しません
- 休日等の案内を画像だけで済ませる・・・同じく検索サイトは画像の内容は認知しません
画像が載ると見栄えがした記事になったように感じますが、施工事例の場合はどこにどんな特徴がありメリットがあるのかが伝わりませんし、チラシの画像などは読みにくい部分があったり、余計な情報があることも。
画像を載せるのはいいことですが、あくまでも記事の内容はテキストで使えるということを忘れてはいけません。
また、目の不自由な方はテキスト読み上げ機能を使ってサイトを利用されるので、テキストがないと記事の内容はまったく伝わりません。
ユーザビリティの点からもきちんとテキストでの説明を加えることは重要です。
手抜きせず丁寧な記事づくりを
記事を作る際は常に
利用者にとって役に立つ記事になっているか?
ということを意識して作ることを忘れずに。
それが最大のSEO対策であり、サイトの評価も上がります。
結果、検索で上位に表示されアクセスアップ、そして成果に結びつくということになります。
地味で手間暇がかかる作業ですが、手抜きをせず、丁寧に記事を作成していくことが大切です。