WordPressは最新にしておくことで安全が保たれますが、WordPressをインストールしているレンタルサーバーの仕様が古いと、表示しないなどのトラブルが起きることがあります。
WordPressにも推奨動作環境がある
Windowsやソフトにはシステム要件といって、動作するためのパソコンの仕様が決められていますが、WordPressにも同様のものがあります。
現時点で最新のWordPress 4.8では、PHPバージョン7以上、MySQLバージョン5.6以上 が推奨動作環境となっています。
レンタルサーバーの仕様を確認する
WordPressをインストールして動作させるのはレンタルサーバーなので、レンタルサーバーがWordPressの推奨動作環境に適応しているかを確認しましょう。
レンタルサーバーの仕様は、レンタルサーバーのユーザーIDとパスワードでログインする管理画面やコントロールパネルで確認できます。
確認するのは、PHPとMySQLのバージョンです。
データベースのMySQLはサーバー側でバージョンアップしてくれているのでいいのですが、注意しなければならないのがPHPのバージョンです。
レンタルサーバーではPHPの複数のバージョンが使えるようになっているので、新しいバージョンのPHPにするには、自分で切り替え作業をしなければなりません。
PHPのバージョン変更には注意が必要です
新しいバージョンが出ているし、推奨だからPHPを最新に切り替えるぞ! と切り替えたら、ウェブサイトが表示されない! ・・・ということになることもあります。
この原因は、WordPress本体バージョンと、テーマとプラグインのバージョンの問題です。
WordPressのバージョンアップはコントロールパネルで指示が出るのでスムーズにバージョンアップされますし、プラグインも同様ですが、テーマは公式テーマ以外はアップデートは手動なので古いバージョンを使い続けているサイトも多いです。
古いテーマのまま使っていると、PHPを切り替えたら、エラーメッセージが出て表示しなくなったという事態が起こる可能性があります。
PHPは一旦切り替えても戻せますが、古いバージョンのPHPを使い続けるのは、セキュリティ上問題もあるので、できるだけ推奨されたPHPを使うようにしましょう。
WordPressサイトのメンテナンスは総合的に行う
WordPressサイトのメンテナンスは下記の点を総合的にチェックします。
レンタルサーバー
- PHPのバージョン
- MySQLのバージョン
WordPress
- WordPress本体
- テーマ
- プラグイン
テーマのバージョンアップはテーマの配布サイトで確認を
公式テーマ以外のテーマはWordPressのコントロールパネルではアップデートが確認できませんので、テーマを配布するサイトで新しいバージョンのテーマが公開されているか確認します。
テーマのバージョンアップ方法は、そのテーマに付属するマニュアルやサイトにあるはずですので、よく読んで実施しましょう。
自分で更新できるウェブサイトで成果を上げる
スマホ対応やHTTPS化など、先を見据えたウェブサイトづくりを心がけ、成果を上げるための仕組み作りのご提案もさせていただきます。
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