ウェブサイトを運用するには様々な費用がかかります。
今回は小さなお店や会社でウェブサイトを運用する際にかかる費用をまとめてみます。
ウェブサイト運用にかかる費用は?
ウェブサイト制作会社に一括で任せる場合はその会社に対して月額や年額で支払うことで、管理や運用をしてもらえますが、小さなお店や会社の場合はそう多くの費用をかけることはできないので、ある程度は自分で管理することになります。
そこで今回は、どんな経費がかかるのかをあげてみます。
ドメイン取得・更新費用
ウェブサイトのURLやメールアドレスで使うドメイン、ネット上の店名・社名のようなものです。
レジストラと言われるドメイン管理事業者を通して取得・更新をします。
取得や更新時にかかる費用はドメインによって差がありますが、年間1,000〜5,000円程度です。
取得時の費用はセールになることがありますが、肝心なのは更新時の費用なので、新規に取得する際は更新費用を確認しましょう。
主なドメインの価格
ドメイン | 取得費用 | 更新費用 |
---|---|---|
.com | 500円 | 1,728円 |
.net | 500円 | 1,728円 |
.jp | 2035円 | 3,344円 |
.co.jp | 4,378円 | 4,378円 |
レンタルサーバー利用料
ドメインを設定してウェブサイトを公開するためにレンタルサーバーが必要になります。
WordPressに必要なプログラムやサイトのデータ、メールサーバーを利用するためのサーバーで、機能や性能によって料金に違いがあります。
運用の規模やユーザーの利用状況にあわせてサーバーのプランを選ぶようにすれば、コストを抑えることができます。
主なレンタルサーバーの費用
【エックスサーバー】
プラン名 | 初期費用 | 月額料金(12ヶ月契約) | 容量 |
---|---|---|---|
スタンダード | 3,300円 | 1,100円 | 300GB |
プレミアム | 3,300円 | 2,200円 | 400GB |
ビジネス | 3,300円 | 4,400円 | 500GB |
【ロリポップ】
プラン名 | 初期費用 | 月額料金(12ヶ月契約) | 容量 |
---|---|---|---|
エコノミー | 1,650円 | 132円 | 100GB |
ライト | 1,650円 | 330円 | 200GB |
スタンダード | 1,650円 | 660円 | 300GB |
ハイスピード | 0円 | 825円 | 400GB |
エンタープライズ | 0円 | 2,200円 | 1.2TB |
WordPress関連の費用
WordPress本体は無料ですが、テーマやプラグインには有料のものがあります。
製品によって買い切り型のものの他、年間ライセンスを購入するサブスクリプションタイプがあります。
無料で利用できるテーマやプラグインに比べると有料のものはデザイン性に優れていたり高機能で、サポートもあるので安定して運用できます。
フジデンキでよく利用するテーマ「Lightning」は、基本テーマは無料で、テーマを拡張するプラグインが有料・サブスクリプションで提供されています。
画像や動画などの素材購入費用
ウェブサイトで利用する画像や動画などで有料の素材を購入することもあります。
無料の素材に比べると素材も豊富で高品質なものが揃っています。
主な有料素材サイト
素材サイト | URL | 主な料金※ |
---|---|---|
PIXTA | https://pixta.jp/ | 単品購入550円より サブスク1980円/月より |
Adobe Stock | https://stock.adobe.com/jp/ | サブスク 3,828円/月より |
iStock | https://www.istockphoto.com/jp | サブスク 3,000円/月より |
サポート契約
ウェブサイト制作を業者に依頼した場合、多くは運用のサポートプランも用意されています。
安全、快適に運用するためにはWordPressやテーマ、プラグインのアップデートやメンテナンスは重要であり、自分で管理しきれない場合はサポートを依頼するのがおすすめです。
フジデンキでは下記のようなサポートプランを用意しています。
プラン | 内容 | 料金 |
---|---|---|
Aプラン | ご自身での更新、運用がメインで、簡単なサポートを受けたい方向け | 月額3,000円 |
Bプラン | ご自身での更新がメインで、運用やSEO対策等のサポートも受けたい方向け | 月額5,000円 |
Cプラン | 更新や運用を丸ごとまかせたい方向け | 別途見積 |
まとめ
ウェブサイトを持つ際、制作費がかかることは想定し予算化しますが、公開後継続して発生するコストについては想定していない方もいらっしゃいます。
自店・自社のスタッフで運用できるのであればドメインやレンタルサーバーの費用程度ですが、それなりの知識や時間もかかりますので、担当者の教育や負担も考慮する必要があります。
紙媒体などのメディアとは違い、ウェブサイトは公開してからが本番。日々コツコツと運用してはじめて成果を上げることができるメディアですので、運用関する費用も想定して取り組むようにしましょう。