SNSの中で利用増加が多く、何かと話題になるInstagram(インスタグラム)ですが、お店や会社の公式Instagramとして利用する際は、気をつけたいことがいくつかあります。
Instagramの特性
SNSにはそれぞれ特性がありますが、Instagramは下記のような特性があります。
- 写真メインの投稿
- 写真のクオリティが高い
- ハッシュタグが多い
- 「いいね」で拡散しない
- 記事からウェブサイトやブログに誘導できない
Instagramではフォローしている人以外の投稿はフィードに流れてこないので、ハッシュタから他人の投稿を見る流れになります。
お店や会社の公式Instagram運用では、見つけてもらうにはハッシュタグを付けることが必須で、その付け方もTwitterとは違い複数つけるようになります。
また投稿が外に拡散しにくいので、フォロワーに好まれるものをしっかりと発信していくことが大切。
もちろん写真メインのSNSなのできれいな写真、特徴のある写真を使って投稿を作ることが大前提です。
写真のクオリティは最重要
Instagramというと、「スマホのカメラでパッと撮って、その場でサクッと投稿!」といったイメージがありますが、本格的にInstagramを運用しているお店や会社ではそういった使い方はしていません。
しっかりしたデジカメで写真を何枚も撮って、その中から写真を選び、画像加工ソフトでよりきれいに修正したものを使って投稿を作る・・・のが当たり前になっています。
Instagramを運用するようになって、本格的なデジカメを購入したというお店や会社の方も多いようです。
ハッシュタグをタップして表示した際に一覧表示される写真から興味を持ってもらうためには、きれいな写真、特徴のある写真、インパクトのある写真であることが重要です。
大手企業のInstagramはさすがの写真クオリティですね。
一覧を見ただけで「きれい!」と感動します。
小さいお店もがんばっています。
福島県矢吹町のHappyBerryというお菓子屋さんのInstagramもきれいです。
ウェブサイトに誘導しにくいSNS
Instagramは写真に添えたコメントにURLを貼ってもリンクにはならないので、他のSNSのように投稿からウェブサイトやブログに誘導するということができません。
リンクされているのはプロフィールにあるURLだけなので、興味を持ってもらいプロフィールまで見てもらえるようにならないと、ウェブサイトへの誘導は難しいです。
このことから、InstagramはInstagramからウェブサイトに誘導するのではなく、Instagramのコンテンツをウェブサイト側で利用する手法を使うのが効果的です。
Instagramの投稿をブログやお知らせの記事に埋め込んで、記事の写真として利用するというのもひとつの例です。
パンと日用品の店 わざわざ さんは、Instagramの写真とウェブサイトを上手に融合して運用しています。
手抜きするとわかる
たまに見かけるのが、いい写真だなと思うと、その写真を何度も使い回して投稿しているアカウントがあります。
投稿の内容がお店からのお知らせだったり、サービスの紹介だったりするのですが、その際に使う写真がいつも同じというパターン。
Instagramのアカウントページでは写真が並ぶので、同じ写真があるとすぐわかっていまい、手抜き感満載になってしまいます。
そもそも写真優先のSNSを、テキストのお知らせや販促に使おうとすることに無理があるわけで、根本的な使い方を間違えて、アカウントの価値を下げてしまっていることになります。
・・・Instagramはスマホでサクッと投稿できるから、ブログやお知らせの代わりに使おう、という手抜きなんだろうなぁ、と感じています。
まとめ
お店や会社のウェブサイトを運用しているのであれば、あくまでも基本はウェブサイトであり、ブログやSNSはそれを保管するツールです。
Instagramで興味を持ってもらい、ウェブサイトにアクセスしてもらっても、そのウェブサイトがまったく更新されていない、新しい情報がないサイトだったら、どんな印象を持たれるでしょう?
基本はウェブサイトにあることを忘れずに!
そして、SNSはそれぞれの特性にあわせて運用していくようにしましょう。
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