WordPressをサーバーにインストールするということになると、インストールする場所=URLを決めなければなりません。
新規にブログやサイトを立ち上げる際は、このURLの決め方も大切なポイントです。
ブログのURLはどうする?
ブログサービスの場合は、サービスを提供する事業者が設定したURLの中で設定しますが、自前のWordPressの場合は、自分で決めることができます。
URLの決め方は以下3パターンになります。
- 新たにドメインを取得する
- 既存のドメインでサブドメインを設定する
- 既存のドメインのサブディレクトリで設定する
1の新たなドメインを取るのは、新規の事業等で新たなサイトをつくる際は有効ですが、既存の事業関連のブログをつくる場合は、2か3になります。
サブドメインとサブディレクトリの違い
サブドメインとサブディレクトリ、見た目は下記のようになります。
赤い●の部分が新たなサイト(ブログ)をあらわすものになります。
例えば、フジデンキでは・・・
ウェブサイト http://fuijdenki.org/
ブログ http://fujidenki.org/blog/
と、サブディレクトリでブログをつくっています。
サブドメインは同じドメインで分家をつくるような感覚、関連はしているけど別なサイトとして扱われます。
これに対し、サブディレクトリは同じドメインの中の一室という感覚で、ドメインのサイトの下部として扱われます。
サブドメインとサブディレクトリ、どちらがいいか?
新規でつくるサイト(ブログ)のテーマが既存のサイトと違うのであれば、サブドメインで設定するのがいいですが、お店や会社のウェブサイトに関連するブログであれば、同じテーマになるのでサブディレクトリが有効です。
例えば・・・
大工さんが自社のウェブサイトを持ち、家を建てたい人向けに情報を発信するブログをつくるならウェブサイトと同じテーマなのでサブディレクトリがいいですが、住んでいる街のタウン情報的なブログをつくるなら、少しテーマがズレますのでサブドメインがいい・・・という感じです。
SEOの効果は?
サブディレクトリは同じドメインの下部になりますので、ドメインのウェブサイトと同じテーマのブログで良質な記事を書いていくと、ドメインの評価を上げる効果がありますし、記事が増えればドメイン内の情報のボリュームも増えるので、SEOの効果があります。
サブディレクトリのページは、元のドメインの検索サイトの評価を引き継ぎますので、新規ブログでも早くから検索サイトの評価を上げやすくなります。
結論:ウェブサイトに関連するブログはサブディレクトリで!
お店や会社で運用するウェブサイトに関連したブログとしてつくるのであれば、サブディレクトリでつくるのがおすすめです。
既存のサイトが http://example.jp であれば
ブログは http://example.jp/blog/ とするのが無難なところでしょう。
サブディレクトリが blog なら、誰が見ても「ブログだな」と思っていただけますので、変にひねらない方がいいかもしれません。
ただし、前述したように、お店や会社の事業内容とズレるテーマでブログをつくる場合は、サブドメインもアリです。
新規事業を立ち上げる際に、ウェブサイトまではいらないけど、ブログで情報発信をしたいといった場合は、サブドメインでブログをつくるのがいいでしょう。